サンゴは、サンゴ礁を形づくる海の無脊椎動物であり、刺胞動物門に属する生き物です。アクアリウムでは、柔らかな体を揺らすソフトコーラル、肉厚で大きなポリプを持つLPS、繊細な枝状やテーブル状に成長するSPSなどに大別されています。種類によって形状や色彩、成長の仕方が大きく異なり、水槽内で群体を広げながら変化していく姿を観察できることが、サンゴ飼育ならではの魅力です。
サンゴを長期飼育するには、種類に適した光量と水流を整え、塩分濃度や水温、pH、カルシウム、マグネシウム、KHなどの水質を安定させることが重要です。また、褐虫藻との共生によって光からエネルギーを得る種類が多い一方で、給餌を必要とする種類や、近くのサンゴを攻撃する性質を持つ種類も存在します。本図鑑では、各種の飼育難易度や適切な配置、給餌方法、必要な照明と水流、魚やほかの無脊椎動物との相性など、美しいリーフアクアリウムを維持するためのポイントを詳しく紹介しています。

