ロゼット型水草は、短い茎を中心として、地際から放射状に葉を展開する水草のグループです。南米の河川や東南アジアの湿地帯など、世界各地の水辺に広く分布しています。有茎草のように茎を長く伸ばすのではなく、株の中心から次々と新しい葉を広げていく姿が特徴です。葉の形や大きさ、色彩のバリエーションも豊富で、水景の主役となるセンタープランツから、中景や後景を構成する種類まで幅広く利用されています。
代表的な種類には、エキノドルス、クリプトコリネ、バリスネリアなどがあります。根から栄養を吸収する性質が強い種類が多いため、ソイルや砂利の中へ固形肥料を施すなど、底床の管理が育成の重要なポイントとなります。植え付ける際は、株の中心にある成長点を深く埋めすぎないよう注意しましょう。本図鑑では、それぞれの種類に適した光量や底床、水質、植栽位置をはじめ、古い葉の処理や株分けなど、美しい草姿を長く維持するための方法を詳しく紹介しています。

