Indoplanorbis exustus

Indoplanorbis exustusとは、インドから東南アジアにかけての熱帯・亜熱帯域に広く分布するヒラマキガイ科の淡水巻貝であり、アクアリウムにおいては「レッドラムズホーン」をはじめとする色彩変異個体の原種として極めて重要な位置を占める種です。その平らな渦巻き状の殻は、水中の藻類や魚の残餌、さらには動植物の死骸などを速やかに分解・処理する優れたスカベンジャー(掃除屋)としての機能を果たし、水槽内の生態系を安定させる重要な役割を担っています。環境適応能力が非常に高く、低酸素状態や幅広い水温変化にも耐えうる強健さを持ちますが、雌雄同体という性質上、環境が富栄養化すると短期間に爆発的な増殖を見せる側面があるため、餌の与えすぎや水質の悪化には注意が必要です。長期にわたって健康な個体を維持し、美しい殻の質感を保つためには、カルシウム分が不足して殻が脆くならないよう、極端な酸性や軟水を避けて中性から弱アルカリ性の水質を維持することが、本種の生命力を最大限に引き出すための不可欠なポイントとなります。

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