フィンニッピング

フィンニッピングとは、水槽内で飼育されている魚が、同種または他種の魚のヒレを執拗にかじったりつついたりしてしまう厄介な行動のことです。スマトラやフグの仲間、一部のシクリッドなどで頻繁に観察される習性であり、好奇心や強い縄張り意識、あるいは餌不足によるストレスなどが主な原因として挙げられます。特にベタやグッピー、エンゼルフィッシュといった長く美しいヒレを持つ魚が標的になりやすく、被害が進行するとヒレがボロボロに欠損して泳ぎに支障が出たり、傷口から細菌感染を引き起こしたりするなど、深刻な健康被害に繋がる恐れがあります。飼育下でこの問題を防ぐためには、フィンニッピングを行う傾向の強い魚とヒレの長い魚との混泳を根本的に避けることが最善ですが、水草や流木などを活用して十分な隠れ家や視覚的な遮りを設け、魚同士の過度な干渉を減らす環境を整えることも非常に効果的な対策となります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク