セイタカイソギンチャクは、海水アクアリウムの世界で「カーリー」の俗称で恐れられる極めて繁殖力の強い無脊椎動物であり、一度水槽内に侵入するとライブロックやサンゴの隙間で爆発的に増殖し、周囲の生体に深刻なダメージを与える害獣です。その触手には強力な刺胞毒を備えており、隣接するサンゴを刺傷して衰退させるだけでなく、物理的な刺激を与えると破片から個体が再生する驚異的な生命力を持つため、安易な除去ではなく適切な駆除剤や捕食生物を用いた計画的な防除が必要となります。日頃から水槽内の栄養塩を低く保ち、発生の兆候を早期に見つけて的確に対処し続けることが、大切なサンゴの健康を守り、健全なリーフタンクの美しさを長期にわたって維持していくための不可欠なプロセスとなります。
