アイゴ科は、ニザダイ目に属する海水魚のグループであり、ウサギのような口元から英語ではラビットフィッシュとも呼ばれる独特な外見と、藻類を主食とする強い草食性が大きな特徴です。サンゴ礁や岩礁域において藻類の増殖を抑制する生態系の中で重要な役割を担っており、観賞魚としても水槽内のコケを効率よく食べてくれるメンテナンスフィッシュとして高く評価されています。ただし、背鰭や腹鰭、尻鰭の棘には蛋白質性の毒を有しているため、メンテナンス時に刺されないよう十分な警戒が必要ですが、性格そのものは臆病で温和な個体が多く、適切な環境下では多様な魚種との混泳を楽しむことができる非常に実用的かつ魅力的な魚族といえます。
