幸田正典

幸田正典氏とは、大阪公立大学大学院理学研究科の教授であり、魚類の社会行動や高度な認知能力の研究において世界をリードする動物行動学者です。特に2019年に発表された、小型魚類であるホンソメワケベリが鏡に映る自分を自分であると認識するマークテストに合格したという研究成果は、それまで霊長類や一部の高等哺乳類のみに備わっていると考えられていた自己意識の概念を根底から覆し、生物学界のみならず哲学や心理学の領域にも大きな衝撃を与えました。幸田正典氏の研究は、魚類が持つ驚くべき知性や複雑な社会性を科学的な手法で丹念に解き明かすことで、私たちが水中の生命に対して抱く先入観を再考させるとともに、生命の進化における意識の起源という根源的な問いに迫るための極めて重要な知見を提供し続けています。

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