マークテストとは、動物の体に直接見ることができない印を付け、鏡を見た際にその印を触ったり取り除こうとしたりするかを確認することで、自己認識能力を評価する行動実験の一種です。長らくチンパンジーやイルカなどの限られた哺乳類のみが通過できると考えられてきましたが、近年の研究ではホンソメワケベリなどの魚類もこのテストをクリアすることが報告され、魚類が持つ高度な認知機能や内面的な自己意識の存在を示す画期的な証拠として注目を集めています。観賞魚を単なるペットとしてではなく、知性を持った存在として理解することは、日々の観察における発見をより豊かにし、より適切な飼育環境や接し方を考える上での重要な視点を与えてくれます。
