ヌマエビ科とは、熱帯から温帯にかけての淡水域に広く分布するエビの仲間であり、アクアリウムの世界では主に藻類を食べる「クリーニング生体」として極めて重要な地位を占めています。ヤマトヌマエビやミナミヌマエビに代表されるように、水草や流木に付着する微細なコケを器用なハサミで摘み取る習性は、閉鎖された水槽内の生態バランスを維持し、景観を美しく保つ上で欠かせない存在となっています。飼育にあたっては、高水温や酸欠、残留農薬に対して非常に敏感であるという特性を十分に理解し、安定した水質と十分な溶存酸素量を確保することが、彼らが本来持つ高い清掃能力と活発な生命活動を引き出すための鍵となります。
