シャークレットとは、主にエアバス社のA320ファミリーなどに採用されている大型の翼端板の名称であり、主翼の先端部で発生する空気の渦を抑制することで航空機の飛行効率を飛躍的に高める革新的な空力デバイスです。翼端付近の圧力差によって生じる翼端渦を最小限に抑え、空気の抵抗である誘導抗力を低減させることで、燃料消費率の向上や航続距離の延長を実現し、二酸化炭素排出量の削減という環境負荷の低減にも大きく寄与しています。従来の形状とは異なり、サメの背びれのような滑らかな曲線を描くその造形は、空力性能の最適化だけでなく機体の外観を特徴づける象徴的なパーツとなっており、航空会社にとっての経済的な運航と持続可能な航空産業を支えるための重要な技術要素となっています。
