ハゼ

熱帯魚として扱われる淡水ハゼは、東南アジアや南アジア、オセアニア、アフリカなどの熱帯・亜熱帯域に分布するハゼ類を中心としたグループです。渓流の岩場に暮らすスティフォドンの仲間や、鮮やかな体色を持つ小型種、独特な模様と愛嬌のある表情を見せる種など、個性豊かな魚が含まれます。多くの種は水槽の底層を生活場所とし、石や流木の上を跳ねるように移動する独特の泳ぎ方や、周囲を観察するような仕草を見せます。

生息環境は、流れが速く酸素量の多い河川から、流れの穏やかな池や湿地まで種によって大きく異なります。また、淡水魚として流通していても、自然下では汽水域を利用する種や、成長の過程で海と川を行き来する種が含まれるため、それぞれの生態に合わせた水質管理が重要です。本図鑑では、適切な水温や水流、底床と隠れ家の選び方をはじめ、藻類や微小生物を中心とする食性への対応、なわばり争いを考慮した混泳、飛び出し防止対策など、熱帯性の淡水ハゼを長期飼育するためのポイントを詳しく紹介しています。

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