耐久卵とは、乾燥や低温、塩分濃度の変化など生育に適さない環境を乗り越えるために形成される休眠状態の卵であり、アルテミアやミジンコなどの水生生物が次世代へ命をつなぐために備えた重要な生存戦略です。内部の発生を一時的に停止したまま長期間保存できるため、自然界では環境が再び整う時期を待つ仕組みとして働き、飼育下では必要なタイミングで孵化させられる便利な卵として活用されています。耐久卵を扱う際は、保存中の湿気や高温を避け、孵化時には水温や塩分濃度、光、エアレーションなどを適切に整えることが、孵化率を高めて健全な幼生を得るための重要なポイントとなります。
