冷水性とは、比較的低い水温の環境に適応し、その条件下で本来の活動や成長、健康状態を保ちやすい生物や飼育特性を指す言葉です。冷たい海域にすむ貝類や魚類、渓流魚などは高水温に弱いことが多く、水温が上がりすぎると代謝の乱れや酸欠、体力低下につながるため、常温飼育が難しい場合には水槽用クーラーや十分な水流、安定したろ過環境が重要になります。飼育下で冷水性の生体を扱う際は、見た目の美しさや珍しさだけで判断せず、適正水温を継続して維持できる設備と管理体制を整えることが、冷水性生物本来の魅力を長く楽しむための重要なポイントとなります。

