ヤスジチョウチョウウオは、鮮やかな黄色の地色に8本の黒い垂直帯が美しく入るチョウチョウウオ科の一種であり、西太平洋からインド洋にかけてのサンゴ礁域に広く生息しています。本種はミドリイシ類などの生きたサンゴのポリプを専食する性質が極めて強く、野生下ではサンゴの枝の間に隠れて生活する姿が頻繁に観察される非常にサンゴへの依存度が高い魚として知られています。観賞魚として飼育する際には、その特殊な食性ゆえに人工飼料への餌付けが難しい部類に入りますが、アサリや生餌を用いた段階的なアプローチを行い、サンゴ岩を配置した落ち着きのある水質環境を整えることが、本種特有の繊細な美しさを長期的に維持するための重要なポイントとなります。
