ツツウミヅタとは、岩などの基質にストロンと呼ばれる匍匐枝を這わせ、そこから8本の羽状触手を持つ管状のポリプを伸ばして群落を形成するソフトコーラルであり、ヤシの木や繊細な花を思わせる優雅な姿が魅力です。体内の褐虫藻が行う光合成から成長に必要なエネルギーの多くを得るため、低光量から中光量の照明を必要とし、ポリプへ酸素や栄養を運びながらストロンへの汚れの蓄積を防ぐ、適度で変化のある水流が適しています。飼育下では急激な水質変化と極端な貧栄養化を避け、旺盛に広がるストロンが周囲のサンゴを覆わないよう独立した岩へ配置することが、美しいポリプの展開と健やかな群体を長く維持するための重要なポイントとなります。

