コンプレシケプスとは、アフリカのタンガニイカ湖に生息するシクリッドの一種で、左右に強く側扁した高い体型と、岩場の隙間へ入り込むことに適した独特の姿を持つ魚です。自然下では岩礁域を主な生活場所とし、小魚や甲殻類などを狙う捕食者として暮らしており、細い隙間に潜む獲物へ接近できる体型はこの環境に適応した大きな特徴となっています。また、成長すると縄張り意識が強くなる一方、岩の割れ目や洞窟状の場所を利用して繁殖する習性も見られ、観察するほど奥深い行動を楽しめる点が魅力です。飼育する際は岩組みなどで十分な隠れ場所と縄張りを確保し、弱アルカリ性の硬水を安定して維持するとともに、個体間の争いを避けられるよう水槽の広さや混泳相手にも配慮することが重要となります。

