カワアナゴ科とは、淡水域や汽水域、沿岸域に生息するハゼ類の一群であり、細長い体形と二つに分かれた背びれ、多くの種類で左右が癒合していない腹びれを特徴としています。水底や岩陰、流木の周辺で静止しながら甲殻類や水生昆虫、小魚などを素早く捕らえる種類が多く、地域や生息環境に応じて待ち伏せ型から中層を群泳するものまで多様な行動が見られます。繁殖では石や植物などの基質に卵を付着させ、雄が卵を保護する種類や、孵化した仔魚が海や汽水域で成長した後に河川へ戻る種類も含まれており、水域をつなぐ複雑な生活史がカワアナゴ科の大きな特徴となっています。

