インドキンギョハナダイとは、インド洋から西部太平洋のサンゴ礁域に広く生息するハナダイの仲間であり、観賞魚として最もポピュラーかつ華やかな存在として知られる海水魚です。オスは赤みが強く背鰭の第一棘が長く伸びるのに対し、メスは鮮やかなオレンジ色一色となるなど、雌雄で外見が劇的に異なる「性的二型」を示すほか、群れの中で最も大きな個体がメスからオスへと性転換を行う非常に興味深い生態を持っています。飼育下では、サンゴが育つような清浄な水質と十分な水流を好み、一日に数回のこまめな給餌を行うことで、その健康的な体格と美しい色彩を長く維持することが可能となります。水槽内に複数匹を導入して形成される鮮やかな群れは、自然界のサンゴ礁の賑わいをそのまま再現したような圧倒的な美しさを放ち、アクアリウムの景観を格上げする主役としての魅力を備えています。
