流水水槽とは、ポンプや外部フィルターなどを用いて水槽内に一定の流れを作り、河川や渓流に近い環境を再現する飼育スタイルであり、清流性の魚や水流を好む水生生物の本来の行動を引き出しやすい水槽です。流れのある環境では水中に酸素が行き渡りやすく、魚が流れに向かって泳ぐ姿や、石や流木の周囲を利用して定位する様子など、止水水槽とは異なる自然感のある観察が楽しめます。飼育下では、生体の遊泳力に合った水流の強さを調整し、十分なろ過能力と溶存酸素を確保しながら、休息できる緩流域や隠れ場所を組み合わせることが、流水水槽を安定して維持するための重要なポイントとなります。
