外来生物とは、もともとその地域にいなかったにもかかわらず、人間の活動によって意図的あるいは非意図的に他の地域から持ち込まれた生物の総称であり、アクアリウムにおいては熱帯や海外から導入される多くの観賞魚や水草がこれに該当します。これらが飼育放棄などによって日本の河川や湖沼に放たれると、在来種との競合や捕食、交雑を通じて本来の生態系バランスを著しく損なう恐れがあるため、法的な規制だけでなく飼育者一人ひとりの高い倫理観が求められています。一度導入した生体については、その命が尽きるまで責任を持って管理し、決して野外へ遺棄しないという徹底した意識を持つことが、日本の豊かな自然環境を守りながら趣味としてのアクアリウムを健全に継続させていくための極めて重要な鍵となります。
