ヘミランフォドン・ポゴノグナタスとは、東南アジアの低地にある森林河川や泥炭湿地などに生息するハーフビークの仲間で、細長い体と前方へ大きく伸びた下顎を特徴とする魚です。水面付近を主な生活圏とし、自然下では水面に落下する小型昆虫などを利用しながら暮らしており、雌が卵を産み付けるのではなく稚魚を直接産む繁殖形態も本種ならではの興味深い特徴となっています。飼育下では水面を広く使える水槽と穏やかで安定した水質を用意し、浮上性の餌や小型の生餌などを組み合わせて与えるとともに、驚いた際に飛び出しやすい性質を考慮して隙間のない蓋を設置することが、ヘミランフォドン・ポゴノグナタスを安全に飼育するうえで重要です。

