シアル酸

シアル酸とは、細胞の表面を覆う糖鎖の最先端部に位置する9炭素からなる酸性糖の総称であり、細胞同士の認識や結合、さらにはウイルスや細菌の感染経路を制御する「細胞の顔」としての極めて重要な役割を担っています。インフルエンザウイルスが細胞に侵入する際の標的となる受容体として知られる一方で、免疫システムにおいては自己と非自己を識別するための分子標識として機能し、過剰な免疫反応を抑制するなど生体防御の根幹を支えています。また、脳の神経細胞に多く含まれ、学習能力や記憶の形成、乳幼児期の健全な脳発達を助ける栄養素としても注目されており、医療分野における治療薬の開発から機能性食品の応用まで、次世代のバイオテクノロジーを牽引する重要な機能性分子としてその重要性が再認識されています。

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