有茎草は、はっきりとした茎を持ち、そこから交互あるいは対照的に葉を展開させる水草のグループです。熱帯から温帯まで世界中のあらゆる水辺に自生しており、その種類は膨大で、色彩、葉の形、成長スピードも非常に多岐にわたります。水槽内では後景から中景にかけて配置されることが多く、光合成によって勢いよく気泡を付ける姿や、水面に届くほどダイナミックに成長する生命力は、アクアリウムの醍醐味を象徴しています。緑の濃淡だけでなく、赤やオレンジ、黄色といった鮮やかなグラデーションを作り出せるのも有茎草ならではの大きな魅力です。
具体的な種類としては、ロタラ、ルドウィジア、ハイグロフィラ、バコパなどが非常に人気です。これらの美しさを維持するためには、十分な光量と二酸化炭素の添加に加え、液体肥料による適切な栄養補給が欠かせません。管理において最も重要なのがトリミングであり、伸びすぎた茎をカットして差し戻すことで、密度のある美しい茂みを作ることができます。個体を選ぶ際は、茎が太くしっかりとしていて、節の間隔が詰まっているもの、そして新芽の色が鮮やかで病害虫の付着がないものを選ぶことが、育成を成功させるための第一歩となります。
