アルタムエンゼルは、南米のオリノコ川水系を原産とするエンゼルフィッシュの最高峰であり、その圧倒的な体高と優雅に伸びる鰭、そして反り返った吻先が織りなす威風堂々とした姿から、エンゼルの王様として世界中のアクアリストを魅了し続けています。野生個体の導入当初は非常に繊細で、現地の環境に近い弱酸性の軟水を維持するための高度な水質管理技術が要求されますが、一度日本の水槽環境に馴染んだ個体は、他の熱帯魚にはない気品と力強さを水槽内で発揮してくれます。大型に成長するため、鰭を美しく維持するには高さのある水槽での飼育が不可欠であり、適切な給餌と細やかなメンテナンスを通じてその完成されたプロポーションを追求する過程は、アクアリウムの真髄を極める究極の挑戦といえるでしょう。
