南米大陸はアマゾン川やオリノコ川、パラグアイ川といった巨大な水系を擁し、世界で最も多種多様なナマズが進化を遂げた地として知られています。コリドラスやプレコといった装甲を持つ仲間を除いたグループには、滑らかな体表を持つ流線型の捕食者から、奇抜な形態を持つ底生種まで、驚くほど幅広いバリエーションが存在します。その多くはアマゾン盆地を中心に分布しており、太古の姿を色濃く残す大型種や、夜の川底で独自の生活を送る中小型種など、南米の自然の豊かさを象徴する存在です。野性味溢れる強健なシルエットと、獲物を捉える鋭い感覚器官を備えた姿は、アクアリウムにおいても圧倒的な存在感を放ち、熱帯魚飼育の醍醐味を感じさせてくれます。
具体的な種類としては、ピメロドゥスの仲間やレッドテールキャットといった大型の美種、さらにはバンジョーキャットやラファエルキャットといったユニークな形態を持つ種が代表的です。飼育にあたっては、多くの種が弱酸性から中性の水質を好み、高水温にも比較的強い傾向がありますが、特に大型種は非常に成長が早いため、将来を見据えた大型水槽の準備と、排泄量に見合った強力なろ過設備が不可欠です。管理上の注意点として、多くの種が肉食性であるため、混泳相手のサイズには十分注意し、隠れ家となるシェルターを設置してストレスを軽減させることが長期飼育のコツです。個体を選ぶ際は、体表にツヤがあり、ヒゲが欠損しておらず、餌を求めて活発に反応しているものを選びましょう。
