ハギやアイゴ、ツノダシの仲間は、サンゴ礁や岩礁域において藻類を食べる「掃除屋」としての役割を担い、アクアリウムでもコケ対策や観賞の両面で重宝されるグループです。ナンヨウハギに代表される鮮やかな色彩や、ツノダシの優雅に伸びる背びれなど、独特のシルエットを持つ種が多く、広々とした水槽を力強く泳ぎ回る姿は非常に見応えがあります。
本図鑑では、ポピュラーなキイロハギやヒフキアイゴ、飼育難易度の高いツノダシなどを収録しています。植物性の餌を好む彼らの食性に基づいた給餌方法や、尾びれの付け根にある鋭い棘(スカルペル)の扱い、また同系統の魚種間で見られる小競り合いを防ぐための混泳のコツについて詳しく解説します。活発に泳ぐ彼らが健康に育つための、十分な遊泳スペースと高水温・水質悪化への対策についても紹介します。
