テトラオドン・ミウルスは、アフリカのコンゴ川に生息する待ち伏せ型の淡水フグで、愛好家の間ではナイルフグやポテトパファーの名称でも親しまれています。砂に深く潜り、目だけを地上に出して獲物を待つアンブッシュ型の狩猟スタイルが最大の特徴であり、水槽内でもその野生味溢れる生態を観察することができます。また、周囲の環境に合わせて体色を赤やオレンジ、グレーへと自在に変えるメタクロシス(変色能力)を持っており、色彩の美しさと変化の面白さを兼ね備えた魚種です。飼育にあたっては、角のない細かい砂を体高の1.5倍から2倍ほどの深さ(約5センチ以上)まで敷き詰めることが、健康維持と習性の発現に欠かせません。非常に気が強く他魚との混泳には向きませんが、飼育者に懐きやすく、餌を求めて近寄ってくるような愛らしい一面も持ち合わせています。
