ギベローサとは、アフリカのタンガニイカ湖に広く分布するキフォティラピア属のシクリッドであり、かつてフロントーサとして知られていた種の中から、主に湖の南部から東部に生息する個体群が独立した種として分類された大型の観賞魚です。フロントーサと比較して側線鱗の数や体型に細かな差異が見られますが、何よりも深場に生息する個体群が放つ深みのある青い色彩と、成熟した雄の頭部に発達する力強い肉座は、シクリッド愛好家にとって至高の魅力となっています。飼育においては、30センチメートルを超える大型種であるための十分な水槽サイズと、タンガニイカ湖特有の高pHかつ高硬度の水質を維持することが、本来の健康状態と鮮やかな発色を長期間保つための不可欠な条件となります。
