ゴンベの仲間(ゴンベ科)とヒメジの仲間(ヒメジ科)は、底生性が強く、独特の生態と愛嬌のある姿で水槽の隠れた人気者となるグループです。ゴンベ類は浮袋を持たず、サンゴや岩の上にちょこんと乗ってあたりを見回す姿が愛らしく、ヒメジ類は下あごにある長いヒゲを器用に動かして砂の中の餌を探すユニークな行動が特徴です。どちらも派手な泳ぎこそしませんが、観察していて飽きない個性を持っています。
本図鑑では、赤いチェック模様と突き出した口が特徴的なクダゴンベや、丈夫で飼いやすいサラサゴンベ、そしてその名の通り人懐っこい顔つきのオジサン(ヒメジの一種)などを収録しています。ヒメジ類による底砂のクリーニング効果や、ゴンベ類が小エビを捕食してしまう可能性など、混泳における注意点を詳しく解説します。また、驚いた拍子に飛び出しやすいため、蓋の重要性など飼育環境の整え方もあわせて紹介します。
