Lagenandra keralensis

ラゲナンドラ・ケラレンシスは、インド南部ケララ州の渓流沿いなどに自生するサトイモ科の常緑多年草です。クリプトコリネ属と近縁ですが、よりがっしりとした根茎を持ち、新芽が展開する際の鮮やかなピンクから深いサビ色のグラデーションが非常に美しい品種です。水中葉は波打つような質感を持ち、中景から後景にかけての色彩的なアクセントとして非常に重宝されます。育成面では、ソイルなどの栄養豊富な底床と安定した水質を好みますが、一度定着すれば環境適応能力は高く、低光量下でもその気品ある姿を維持することが可能です。水上栽培にも適しており、パルダリウムなどでは空気中の湿度を高く保つことで、水中とは異なる力強い葉の展開を楽しむことができます。成長は緩やかなため、コケの付着に注意しながら、じっくりと時間をかけて大株へ育てるのが本種を飼育する最大の醍醐味と言えるでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク