弱アルカリ性は、pH(水素イオン指数)が7.0を上回る、一般的にpH7.1から8.5程度の範囲を指します。アクアリウムにおいては、アフリカのマラウイ湖やタンガニィカ湖原産のシクリッド、グッピーやプラティなどの卵胎生メダカ、そして金魚などの飼育に適した水質として知られています。これらの魚種にとって、適切な弱アルカリ性の環境は体色の発色を促し、代謝を活性化させる重要な役割を果たします。水質をこの範囲で安定させるためには、底砂にサンゴ砂を使用したり、ろ材にカキ殻を加えたりする手法が一般的です。ただし、排泄物の蓄積による酸化や急激な換水はpHを変動させる要因となるため、定期的な計測と緩やかな調整を心がけることが、健康なアクアリウムを維持するための鍵となります。
