大型肉食魚は、その強靭な肉体と野性味あふれる捕食行動で、多くのアクアリストにとって究極の憧れとされる存在です。Osteoglossum bicirrhosum(シルバーアロワナ)やPotamotrygon属(淡水エイ)、さらにはLepisosteidae(ガーパイク)などが代表的であり、彼らの多くは野生下では数メートル、飼育下でも数十センチメートルから1メートルを超える巨体へと成長します。飼育にあたっては、生体の成長を見越した150センチメートルから180センチメートル以上の超大型水槽の導入が前提となり、大量の給餌に伴う水質悪化を防ぐための極めて強力な物理・生物ろ過システムが不可欠です。また、生餌から人工飼料への移行や栄養バランスの管理、そして何よりその巨体を終生愛護し続けるための経済的・空間的な余裕と強い覚悟が求められます。しかし、飼い主の顔を識別し、手から餌を食べるほどの懐きの良さを見せる種も多く、悠然と水槽内を泳ぐその姿がもたらす圧倒的な満足感は、大型肉食魚飼育でしか味わえない格別の醍醐味と言えるでしょう。
