低成長とは、水草が新しい葉を展開したり茎を伸ばしたりする速度が緩やかであることを指し、アクアリウムにおいてはトリミングの頻度を抑え、完成されたレイアウトを長期間維持できる非常に優れた特性として重宝されています。アヌビアスやミクロソリウム、クリプトコリネといった種類がその代表であり、これらは強い光や大量の二酸化炭素を必要としない反面、一度展開した葉が水中に長く留まるため、環境の安定した成熟した水槽においてその真価を発揮します。この低成長な植物を美しく保つためには、成長の遅さゆえに葉面に付着しやすい藻類の発生を抑制し、ヤマトヌマエビなどのコケ取り生体を適切に配置しながら、じっくりと時間をかけて重厚感のある景観を作り上げていくことが、安定した生態系を楽しむための重要なポイントとなります。
