ワシントン条約(CITES)とは、絶滅のおそれがある野生動植物の国際取引を規制することにより、過度な商取引から種を保護し、その生存を継続させることを目的とした多国間条約です。希少性や絶滅の危険度に基づいて対象を三つの附属書に分類し、それぞれのランクに応じた輸出入制限や許可証の義務付けを行うことで、野生生物の不適切な流通を世界規模で監視し制御する役割を担っています。自然資源の持続可能な利用と生物多様性の保全を両立させるためのこの強力な国際的合意は、国境を越えた環境保護の要として機能しており、地球規模の生態系を守る上で極めて重要な意義を持っています。
