レピドシレン・パラドクサは、南米アマゾン川やパラナ川流域を原産とする、南米唯一の現生肺魚です。一属一種の特異な存在であり、古代から姿をほとんど変えていない生きている化石としても知られています。幼魚期には黒い体に美しい金色の斑点が散りばめられていますが、成長とともに重厚な黒褐色の体色へと変化します。彼らの最も特徴的な能力は夏眠であり、乾季に水が干上がると泥の中で繭を作り、雨季が来るまで数ヶ月もの間耐え忍ぶことができます。飼育下では、最大で1メートル以上に成長することを見越した大型の水槽が必要となりますが、肺魚の中では非常に温和で、環境に馴染むと飼い主にも懐くような仕草を見せる、非常に魅力的な熱帯魚です。
