ミナミハコフグは、幼魚期のサイコロのような四角い体と、鮮やかな黄色に黒い水玉模様が非常に愛らしく、マリンアクアリウムにおいて絶大な人気を誇る海水魚です。成長するにつれて体色は青みがかった灰褐色へと変化し、体型もやや長細くなるという劇的な変貌を遂げるのが特徴です。ハコフグの仲間と同様に、強いストレスを感じると皮膚からパフトキシンという毒を放出するため、混泳相手の選定や水質の急変には細心の注意を払う必要があります。餌は人工飼料にも慣れやすいですが、本来は底砂付近の小動物を食べる習性があるため、痩せさせないよう回数を分けて丁寧に与えることが健康維持の秘訣となります。その愛くるしい表情と独特の泳ぎ方は、アクアリストにとって特別な癒やしを与えてくれる存在です。
