ミスジスズメダイは、鮮やかな白地に3本の太い黒帯が入るコントラストが非常に美しい海水魚で、サンゴ礁域に広く分布するスズメダイ科の代表的な種です。非常に丈夫で環境適応能力が高いため、海水魚飼育の入門種として選ばれることが多いですが、成長とともに縄張り意識が非常に強くなる性質があるため、混泳相手の選定には注意が必要です。野生下ではミドリイシなどの枝状サンゴを隠れ家として群れを作る姿が観察され、水槽内でもサンゴとの相性は抜群です。飼育の際は、複雑な岩組みやライブロックのレイアウトを施して逃げ場を作ることで争いを緩和させ、その活発な泳ぎと愛らしい姿を長く楽しむことが、本種の魅力を最大限に引き出す秘訣となります。
