ブラーミは、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダにおいて、脳の健康や記憶力をサポートする最も重要なハーブの一つとして数千年にわたり利用されてきました。植物学上の正体はバコパ・モンニエリであり、アクアリウムの世界では丈夫で美しい有茎草として広く知られています。湿地帯に自生するこの植物は、水中では鮮やかな緑の葉を対生させ、水上では肉厚な葉を広げて可憐な白い花を咲かせる強い生命力を持っています。その名は、ヒンドゥー教の創造の神ブラーフマに由来し、精神的な明晰さをもたらす象徴的な存在とされています。近年ではサプリメント素材としても注目を集めていますが、観賞用としてもその魅力は高く、水槽内ではCO2の添加によってより瑞々しく健康的な生長を見せてくれます。歴史ある有用植物でありながら、初心者でも容易に育てられる親しみやすさを兼ね備えた、稀有な水生植物といえるでしょう。
