ハタゴイソギンチャク

ハタゴイソギンチャク(Stichodactyla gigantea)は、サンゴ礁に生息する大型で非常に美しいイソギンチャクの一種です。クマノミ類、特にカクレクマノミとの共生関係は有名で、海水アクアリウムにおいては水槽全体の主役となる存在感を放ちます。その反面、飼育難易度は高く、メタハラや高性能LEDによる非常に強い光、淀みのない複雑な水流、そして硝酸塩の極めて少ない清浄な水質が長期維持の絶対条件となります。触手の粘着性は非常に強く、一度張り付くと剥がすのが困難なほどですが、これは獲物を捕食し身を守るための生命力そのものです。導入時の状態に左右されやすい繊細な面もありますが、環境が整った水槽でゆらゆらとたなびく姿は、まさに自然の海を切り取ったかのような深い感動を与えてくれます。

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