テッポウエビ

テッポウエビは、テッポウエビ科に属するエビの総称で、片方の大きなハサミを勢いよく閉じることで「パチン」という大きな破裂音を出す独特の習性を持っています。この音は、ハサミを閉じる際に生じる高速の水流(キャビテーション)によって発生する衝撃波であり、外敵への威嚇や獲物を気絶させるために利用されます。アクアリウムでは、特にネジリンボウやギンガハゼなどのハゼ類と協力して生活する「共生テッポウエビ」が非常に人気です。視力の弱いテッポウエビが巣穴の掘削と維持を担当し、視力の良いハゼが周囲の見張り役を務めるという、自然界の驚くべき相利共生を水槽内で間近に観察することができます。飼育の際は、彼らが巣穴を作りやすいように細かい砂にサンゴ礫や小石を混ぜて敷くことが重要です。また、夜間に巣穴を掘り進める際にライブロックを動かしてしまうことがあるため、レイアウトの固定には配慮が必要です。

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