タイワンキンギョは、東アジアから東南アジアに広く分布するキノボリウオ亜目の淡水魚です。日本では沖縄本島や周辺の島々に外来種として定着しており、古くから親しまれてきました。名前にキンギョと付いていますが、実際にはベタやグラミーに近い仲間であり、オスが水面に泡巣を作って卵や稚魚を保護する献身的な繁殖行動が大きな特徴です。体側には赤と青の鮮やかな横縞模様が入り、成熟したオスの各ヒレが長く伸長する姿は、熱帯魚のパラダイスフィッシュとしても知られる通り非常に優雅です。ラビリンス器官を持つため酸素の少ない環境にも強く、日本の温暖な地域であれば無加温で越冬できるほどの強健さを備えています。ただし、非常に縄張り意識が強く、特にオス同士では激しい争いを行うため、単独飼育や十分な隠れ家を用意した環境での管理が、その美しい姿を維持するための鍵となります。
