シバダサニィとは、インド西ガーツ山脈の限られた河川に自生するサトイモ科の水生植物であり、クリプトコリネ属の中でも極めて細長いテープ状の葉を展開する独特な形態を持つ種です。雨季には激しい水流にさらされる環境に適応した流線型のシルエットは、他のクリプトコリネにはない優雅さを備えており、水槽内でもその特異な存在感でレイアウトに奥行きを与えてくれます。育成には安定した水質と底砂への十分な養分供給が求められますが、じっくりと時間をかけて馴染ませることで、現地の清流を彷彿とさせる瑞々しい葉をたなびかせる姿は、まさに愛好家にとって憧れの逸品といえるでしょう。
