ゴマノハグサ科は、アクアリウムで利用される水草の中で最も多様性に富んだグループの一つです。かつてはグロッソスティグマやヘミアンサス、バコパ、リムノフィラ(シソクサ属)など、前景から後景までを彩る主要な水草の多くがこの科に分類されていました。近年の分子系統学的な分類(APG体系)により、その多くがオオバコ科やアゼナ科などに再編されましたが、アクアリウムの文脈では今なお伝統的な「ゴマノハグサの仲間」として親しまれています。このグループに属する水草の多くは、対生または輪生する美しい葉を持ち、適切な光量と二酸化炭素(CO2)の添加によって非常に瑞々しい生長を見せます。トリミングにも強く、差し戻しによって容易に増殖させることができるため、ネイチャーアクアリウムにおける密度の高い茂みを作る上で欠かせない存在となっています。
