コペラ・ナッテリー(学名:Copella nattereri)は、長年分類学的な混乱の中にあった小型カラシンです。かつて日本で「ナッテリー」として親しまれた魚の多くは、実は体側に黒い帯を持つコペラ・カロレピスという別種であり、本種(スポット模様を持つ真正ナッテリー)は2006年に誤って「コペラ・メインケニ」として新種記載されていました。しかし、2017年の再調査により、メインケニこそが真のナッテリーであると判明し、現在は「コペラ・ナッテリー」が正式な名称となっています。飼育に関しては水面付近を好み、驚いた際の跳躍力が非常に強いため、隙間のない蓋を用意することが長期飼育の絶対条件となります。複雑な歴史を知ることで、より深い愛着を持ってその繊細な美しさを楽しむことができる奥深い魚種です。
