カルタヘナ法

カルタヘナ法は、正式名称を「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」といい、遺伝子組み換え技術によって作られた生物が野外に広がり、既存の生態系や生物多様性に悪影響を及ぼすことを防ぐための法律です。この法律は、国際的なルールであるカルタヘナ議定書の内容を日本国内で実施するために制定されたもので、実験室や工場内での限定的な利用から、農地での栽培や観賞魚の流通に至るまで、遺伝子組み換え生物のあらゆる取り扱いを厳格に管理しています。具体的には、環境への拡散を防止する措置を講じて使用する「第二種使用」と、環境中に拡散する恐れがある状態で使用する「第一種使用」に分類され、それぞれに適切な承認手続きや基準が設けられています。グローフィッシュのような未承認個体の飼育や放出は厳しく制限されており、違反した場合には法的な罰則が科されるため、先端技術の恩恵を享受しつつ自然環境との調和を保つための極めて重要な法的枠組みとして機能しています。

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