ウォーターバコパは、北米原産の有茎草で、その名の通りバコパの仲間の中でも特にポピュラーな存在です。最大の特徴は、葉を指先で軽くこすると広がるレモンのような爽やかな香りにあります。育成は非常に容易で、幅広い水質に対応できる強健さを備えていますが、本来の美しさを引き出すには十分な光量と二酸化炭素(CO2)の添加が効果的です。特に強い光の下では、グリーンの葉が次第にオレンジ色や赤褐色へと色付き、水槽内に深みのある色彩をもたらしてくれます。生長は比較的ゆっくりとしているため、頻繁なトリミングに追われることなく、じっくりとレイアウトを維持できる点も魅力です。差し戻しによって容易に増やすことができ、水中だけでなく水上でも小さな青紫色の花を咲かせるため、オープンアクアリウムやビオトープの素材としても非常に優れた植物といえます。
