アマミホシゾラフグは、2014年に新種として記載されたばかりの比較的新しいフグの仲間です。奄美大島近海で発見され、背中に散りばめられた白い斑点が夜空の星のように見えることから、そのロマンチックな名前が付けられました。体長は約10〜15cmと小型で、普段は目立たない存在ですが、繁殖期になると驚くべき行動を見せます。
このフグを一躍有名にしたのが、オスが海底の砂地に作り出す直径2メートルもの巨大な幾何学模様、「ミステリーサークル」です。ヒレを使って懸命に砂を掘り、貝殻などで装飾を施すこの精密な円は、メスへの愛を伝えるための産卵床です。「世界で最も美しいフグ」とも称される彼らの、芸術的かつ献身的な生態についてご紹介します。
