アクアリウム歴史は、数千年前の古代シュメール人が食用魚を池で飼育していたことに端を発し、その後中国で金魚の品種改良が進められるなど、人類と水生生物の長い関わりのなかで形作られてきました。19世紀のヴィクトリア朝英国において、化学者ロバート・ワーリントンや博物学者フィリップ・ヘンリー・ゴスらによって「水草と魚の均衡」という概念が確立されたことで、ガラス容器の中で生命を維持する近代的なアクアリウムが誕生しました。第二次世界大戦後の技術革新、特にエアポンプの普及や合成樹脂素材の登場は、それまで特権階級の趣味であった飼育を広く大衆へと開放し、現在では生態系の再現やインテリアとしての美しさを追求する高度なアクアスケープへと進化を遂げています。
